静かな予感。
なんとなく期待していた出来事が目の前で起こった時、起こった出来事に対する感情が迷う。
冷静な自分が『ああ、こういうものか。』とさも予測していたかのように頭の後ろの方で言い放った。
私の感覚は近頃どうかしてしまっているに違いない。
でもなぜか、いつもは拾わない言葉が気になって、普段なら笑っていたことが笑えない。
期待してたんじゃない。
もうすでに、予感してどこかで確信していたのだ。そうというしか無い。他に思いつかない。
人は、特に、他人は思い通りにならない、できないことが常で、どうにかしようと思って生きているわけではないが、多くの場合は少しは自分にも理解できるんじゃないかと、他の価値観について考えてみる。
しかし、きっと他の誰かにもあると思うしあって欲しいと個人的には思うのだが、言われたくない言葉や反射的に心の扉を閉めたくなるシチュエーションがあると思う。
その自体に陥ると、頭に血が上り表情が死ぬ。
心では『冷静にならないと』と警光灯が赤くひかり出す。
そういう時はとにかく一人になりたい。
喋り出すと、涙が出てきてしまうから、とにかく落ち着きたい。
”トリガー”なのだろう。
私は人を日常で傷つけたりしているのだろうか。
私のしたこと、行った言葉、書いた文字、表情・・・
そんなこと気にしだしたらキリがない。
でも、関わっている人の中には人知れず何かを感じ取って、思うことは多少なりともあるのかも知れない。
そのことが、日常の中で誰かと話し合ったり、その人の親しい誰かと分かち合って軽くなる環境であって欲しい。
言われなければ、気づかないことだってある。
それは、私も同じで画面の向こうの、たまたまこの文章を読んでくれているあなたもそうなのだから。
やられたらやり返す、そういうことで気づけるならまだいいのかも。
気づかない人には価値がない?ちゃんと、言葉にしてくれないとわからないことだってたくさんあると思う。
そんなつもりなくても、傷つけてしまって通り過ぎているかも知れない。
ブーメランが返ってきても、そのブーメランをちゃんとキャッチできる時もあればそうじゃ無い時だってあるし、今回はおでこに直撃だ。
私には一つづつしか理解できない。
少なくとも時間が必要で、自分なりに咀嚼していきたい。
静かな予感は、あたった。